新生活のトラブルあるある

春は進学、就職、単身赴任などさまざまな新生活の時期でもあります。そこには新生活ならではのトラブルがありますが、今回はそんな新生活でよく起こるトラブルエピソードなどを紹介します。
Contents
消費者トラブル
入社や入学を機に、一人暮らしを始める人も多いでしょう。多くの若い人が家族から離れて新生活をスタートするわけですから、ワクワクする反面、浮足立ってしまい正常な判断ができずにトラブルに巻き込まれる危険性もあります。
特にこの時期は、若い人を狙った悪質な商法も増え、消費者トラブルも多くなりますので、そうした事例を紹介します。
ワンクリック請求
▼トラブル例
「一人暮らしを機に、購入したばかりのスマホ(あるいはタブレットやパソコンなど)を操作していて、アダルトサイトにアクセスしてしまい、勝手に登録が完了して、いきなり「登録ありがとうございました」などと表示され、高額な料金を請求された。」
これらは、ワンクリック詐欺といわれていて、架空請求を送りつけてくるというものです。正式に契約していなければ、これらは基本的に無視して大丈夫です。
「有料」であることが明確にした表示や登録確認ができる契約でなければ、契約は成立していないと考えてよいでしょう。
訪問販売
▼トラブル例
「一人暮らしを始め、訪問販売に来た人がしつこくて、断りきれずに布団などを購入したのですが、後々考えると不必要だし、高額なものなので返品したい。」
購入者を保護する規制として、クーリングオフという制度があります。この制度は、商品・権利・役務を訪問販売によって購入した場合、契約内容が記された書面を交付された日から8日間であれば、無条件で契約解除できます。
トラブルを回避するために、契約する際は契約書類をよく読んで、急かされても慌てずに、なるべく他の商品やサービスと比較して購入するようにしましょう。
マルチ商法
▼トラブル例
「学校の先輩や知人などから、『簡単に稼げる』と話を持ちかけられ、『会員になるための商品代が必要だけど、知り合いを勧誘すればその紹介料で儲けられる』と言われたが、全く儲からないし友達を失ってしまった。」
こうしたマルチ商法というのは、商品やサービスを契約させたうえで販売組織に加入させ、さらに参加者を勧誘して組織を拡大させていくというものです。
金銭の配当のみを目的とした「ねずみ講」とは違って、法的に禁止されていませんが、特定商取引方法によって業者に規制が課せられていますから、怪しいと思ったら1人で悩まずに消費者生活センターなどに早めに相談することです。
一人暮らしにありがちなトラブル
一人暮らしのトラブルとしてまずは消費者トラブルを紹介しました。
新生活の暮らしでは、その他にも多くのトラブルに見舞われることが予想されます。
騒音トラブル
一人暮らしでのアパートやマンションで最も多いトラブルが騒音問題だといわれています。
騒音問題は、人を不快にさせたり、時にはノイローゼなどの精神疾患にまで追い込む危険のあるトラブルです。
知らない間に自身が加害者になるケースもあり、一般的に解決しにくい問題ですから、入居前に壁の厚みや隣近所の住民のこともリサーチしておくとよいかもしれません。
特に集合住宅での隣人トラブルでは、苦情を出したことで逆に嫌がらせを受けることもあり、大家さんや管理会社を通すなど、第三者に間に入ってもらうなど慎重に行動する必要があります。
悪臭トラブル
集合住宅では、年齢や性別が異なるさまざまな人が住んでいますし、生活スタイルも各人それぞれです。
ベランダや廊下でタバコを吸う人もいますし、物件によってはペットを飼っている人もいるでしょうから、鳴き声や抜け毛、ペット臭のトラブルも考えられます。そうしたトラブルを少しでも回避するためにも、事前の調査をきちんとしておくことが大事でしょう。
防犯トラブル
一人暮らしでの心配には、防犯トラブルがあります。特に女性の一人暮らしでは、防犯に関しては重要な項目ですから、セキュリティ設備を重視した物件を選ぶことが大切です。
また、建物以外でも帰宅までにストーカー被害に遭う恐れもありますし、しつこい訪問販売に悩まされる可能性もあります。
そんな場合、オートロックやモニター付きのインターホン、監視カメラがある物件を選ぶことや、建物の周囲は暗がりが多くないか、人通りは少なくないかなど、周辺の環境についても事前に調べておくことも大切です。
害虫トラブル
新居での新しい生活がスタートした時に、部屋に害虫がでるといったトラブルもあります。そうした時に害虫駆除を自分で行うしかなく、虫が苦手な人にとっては重大な問題になってくるでしょう。
近隣にかなり古い住宅がある、建物の1階に飲食店があるなど、建物周辺の環境も確認しておく必要があります。
引っ越しでのトラブル
引っ越しでの失敗談も多くあり、その中から実際に起きたエピソードを紹介します。
「新婚生活のスタートでアパート暮らしをワクワクしながらはじめたが、北向きのアパートだったため、日当たりがゼロの新婚生活でどんどん陰気になってしまった」という例がありました。
また、「3階建てのアパートの3階に住み始めたら、夏の日差しが強く、部屋がサウナ状態だった」という人もいました。
こうした事態に陥らないためには、駅やバス停からの距離や建物の外見だけでなく、日当たりや近所の雰囲気など、時間帯を変えてチェックしておく必要があります。
まとめ
この記事では、進学、就職、単身赴任といった新生活ならではのトラブルを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
特に一人暮らしでの生活は、思いもよらないトラブルが待ち受けていたり、困ったことがあっても相談する人がおらず一人で悩んでしまうこともあるかもしれません。
万一トラブルが起きた時のために、相談できる人や業者などを事前に探しておくのもよいかもしれません。
期待と不安が入り交じる新生活、しっかり備えて、気持ちよくスタートさせたいですね!
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