寒い日はお風呂に入って温まろう。ところで追い焚き配管のお掃除していますか?

日に日に気温も下がり、夜はお風呂に入ってしっかり温まりたい季節がやってきました。
夏場はシャワーで済ましていたけど、さすがに寒いので浴槽にお湯を張り始めた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで、お風呂の追い焚き配管のお掃除、していますか?
普段からお風呂の掃除はこまめにやっているという方でも、追い焚き配管は見えない部分でもあるので、掃除するポイントとしては見逃してしまいがちです。
しばらく追い焚きを使っていなかったり、使っていても定期的にお掃除をしていなかったら、汚れが溜まり、いろんな菌が繁殖してしまっているかもしれません。
寒い夜に気持ちよく入浴できるよう、追い焚き配管のお掃除をしておきましょう!
Contents
追い焚きの仕組み
追い焚き機能がついている給湯器では、浴槽内に張ったお湯を一度給湯器内に戻し、温めてから、再び浴槽に戻すという循環方式でお風呂のお湯を温め直します。
循環方式にも2種類あり、浴槽内に2つの穴がある場合は、一方から冷めたお湯を吸い込み、温めたお湯をもう一方から出す『自然循環方式』、浴槽内に穴が1つだけの場合は、1つの穴で冷めたお湯の吸い込みと温めたお湯を排出する『強制循環方式』となります。
追い焚き配管は汚れが溜まりやすい
現在主流になっているのは前述した循環型と呼ばれるタイプの追い焚き機能です。
浴槽内の冷めたお湯や水を吸い込んで温めてまた排出するため、すでに人が入ったあとのお湯なら、入浴剤や皮脂汚れなども一緒に吸い込み、配管内で少しずつ汚れが蓄積されていきます。
汚れに気づかず掃除をしないでいると、大腸菌やブドウ球菌など、雑菌まみれになっているかもしれません。
さらには、細菌感染症のひとつであるレジオネラ症を引き起こすレジオネラ属菌は、皮脂などの汚れが溜まっている環境で繁殖しやすくなるため、厚生労働省のホームページでも、追い焚き機能付きや24時間風呂などの循環式浴槽を備え付けている場合は、汚れやぬめりが発生しないよう定期的に洗浄することが推奨されています。
追い焚き配管のお掃除ってどうやるの?
汚れが溜まりやすいのはわかったけど、掃除するにも配管の中なんてプロじゃないと無理なのでは…と思ってしまいますが、大丈夫!
今はドラッグストアなどで売られている、市販のふろ釜洗い用の洗浄剤で簡単に掃除することができます。(2つ穴用や1つ穴用など種類がわかれている商品もあるので、お買い求めの際はお家のお風呂の浴槽内に穴がいくつあるのか確認してくださいね。)
ご自宅にオキシクリーンなどの過炭酸ナトリウムがあれば、代用可能です。
今回は簡単に追い焚き配管掃除の手順を紹介します。
追い焚き配管のお掃除手順
①残り湯を使います。
残り湯を浴槽内の穴の5cm上ぐらいまで湯量を減らし、良く溶かした過炭酸ナトリウムを入れます。
※溶け残りが無いよう、別容器でお湯に溶かしてから入れるのがオススメです。
※空っぽの浴槽でおこなうなら、穴の5cm上まで水を溜めて、良く溶かした過炭酸ナトリウムを入れます。
※浴槽内に穴が2つある場合は、上の穴から5cm上までの湯量に調節してください。
②追い焚きします。
追い焚き配管の中まで洗浄剤を行き渡らせるため、数分間追い焚き運転をします。過炭酸ナトリウムは高い温度のお湯で効果を発揮するため、一番高い湯温に設定しておきましょう。
※水からなら温まるまで追い焚きしましょう。
※お掃除が終わったら湯温の設定を必ず戻すのを忘れずに!
③放置します。
洗浄剤に2時間程度漬けておきます。お湯が冷めないようたまに追い焚き運転をするとより効果的です。
この間に、浴槽内にお風呂の椅子や風呂桶やおもちゃ、シャワーヘッドや掃除道具などを入れておけば、ついでに小物類の丸洗い、除菌ができちゃいます。
④お湯をすべて抜きます。
お湯を全部排水します。
小物類は取り出してシャワーでよくすすぎましょう。汚れが残っている場合はスポンジなどでこすってあげるとよいです。
⑤水を溜めてすすぎの工程。
お湯が全部抜けたらもう一度水を溜めます。穴の5cm上(2つ穴なら上の穴から5cm上)ぐらいの水位まで溜めましょう。さらに数分追い焚き運転をして配管内まですすぎます。
⑥浴槽内と配管フィルターカバーのお掃除をして完了!
追い焚き運転をしてすすぎが終わったら、お湯を全部排水して、仕上げのお掃除です。
循環口の循環フィルターはくるっと回せば簡単に取れるので、小さめのブラシなどでこすり洗いしましょう。浴槽内もお風呂洗剤で洗ってお掃除完了です!
毎日気持ちよく入浴タイムを過ごせるよう、追い焚き配管のお掃除を月イチの習慣にしましょう!
除菌ができる給湯器もある
もっと安心にキレイなお湯で入浴を楽しみたい方は、ノーリツから出ている、除菌ができる給湯器「GT-C62シリーズ」がおすすめです。
除菌ができる給湯器「GT-C62シリーズ」はUV除菌ユニットを搭載し、浴室に人が入るのを感知して所定時間後に自動でUV除菌が稼働し、浴槽のお湯を除菌してくれるので、いつでもキレイで安心なお風呂に入ることができます。
※「UV除菌ユニット」は除菌するものであり、汚れを落とすものではありません。また全ての菌に作用するものではありません。(ノーリツホームページより)
また、「GT-C62シリーズ」の「熱洗浄配管クリーン」機能では、お風呂のお湯を抜く時に、熱めのお湯を配管から排出することで、配管内の皮脂汚れなどの汚れを落としやすくして、従来品より配管内のキレイを保ちやすくなりました。
さらに安心なのが、家族の入浴時のいろんな”心配事”を解決する見まもり機能が3つ!
ゆるやかに追い焚きして身体への負担を軽減する『ゆるやか浴』、所定時間の経過を音でお知らせして、長風呂でのぼせてしまうのを防ぐ『入浴タイマー』、浴室への入室状況や、浴槽に浸かっている・浸かっていないを検知して、台所リモコンにお知らせする『浴室モニター』など、家族の快適な入浴タイムを見守ってくれる機能満載、安心な給湯器です。
エコジョーズ給湯器もおすすめ
給湯器を買い換えるなら、潜熱回収型ガス給湯器「エコジョーズ」もおすすめです。
エコジョーズは、従来品では無駄になっていた排気熱を再利用して、少ないガス量でも効率よくお湯を沸かすことのできる、高効率のガス給湯器です。
使うガスの量も減らせてガス代の節約になる、排出するCO2の量も減らせて地球温暖化防止に貢献できるなど、家計にも地球環境にも優しく、持続可能な社会に向けた身近な取り組みとして、エコジョーズに変える方が増えています。
冬場の給湯器交換はちょっとご注意を…
給湯器には耐用年数があり、10~15年ほどと言われています。そして給湯器は、気温が下がり使用頻度が上がる冬場に特に壊れやすくなります。
使用年数の経っていない給湯器なら修理が可能な場合もありますが、耐用年数近くお使いなら、修理してもまた故障して無駄な費用がかかってしまう可能性があるので、交換するのがおすすめです。
ご注意いただきたいのが、冬場の給湯器交換です。
給湯器の故障が集中する冬場は、業者も給湯器工事で溢れてしまうので予約も取りづらく、工事費用も割高になってしまう可能性があります。
予約が取れないと、給湯器を交換するまでお湯が出ない状態が続き、寒い冬に自宅でお風呂に入れない、洗い物も水でしなければいけないなど、ツライ状況になります。
そんな事態に陥らないためにも、給湯器を耐用年数近くお使いだったり、少しでも調子が悪いな、と思うことがあれば、本格的な冬が到来する前に、早めに給湯器交換業者にご相談いただくことをオススメします。
▼給湯器のお困りごとや、交換のご相談はお気軽に!▼
給湯器交換の水猿(http://mizuzaru-kyutoki.com/)
「ウチに合う給湯器はどれなのかわからない…」という方にも、サービススタッフが最適な機種をご提案させていただきます!
まとめ
1日の疲れを癒やすには、やっぱり浴槽のお湯に肩まで浸かって身体の芯まで温まるのが一番です。
お気に入りの入浴剤を入れたり、キャンドルを焚いてみたり、お子様とおもちゃで遊んだり…。
寒い夜にはそれぞれの楽しみ方で、気持ちのよい入浴タイムを楽しんでみてください。
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